中村勘三郎さんが先日、お亡くなりになりました。
死因はリハビリ中に肺炎を発症し
呼吸不全が進行し回復がかなわなかったとの事です。

そういえば今年の6月に食道がんが発見され
7月には手術を受け、克服していただけにとても残念です。
すっかり復帰されて元気になられていたかと思っていたので
今回の訃報には本当に驚きました。

まだ50代という若すぎる年齢なだけに各界からは
惜しまれる声が相次ぎました。
歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんは
「１０歳も年下の彼が亡くなるなんてショックです。
新しい歌舞伎座で、また一緒にできると楽しみにしていました。
先日、勘九郎君から知らせを受けて見舞いに行きましたが、
もう意識がなく、何も話せませんでした。
これからの歌舞伎を背負っていく一人だったのに残念です」と
話しておられました。

私もたびたびテレビやドラマでお見かけしていたので
もう元気なお姿が見れなくなるのは本当に寂しい限りです。

「平成中村座」公演で中村勘三郎さんの素晴らしい芸を観たかったです。
最後の出演は７月１８日の長野県松本市のまつもと市民芸術館で行われた
「平成中村座　信州まつもと大歌舞伎」だそうです。

今年も近づいてきた紅白歌合戦でも司会をされていた姿が目に浮かびます。
私は紅白では中村勘三郎さんの司会が1番好きでした。

多才な方で数々の賞も受賞されており
2002年（平成14年）には第23回松尾芸能賞大賞、
第39回ゴールデン・アロー賞演劇賞および大賞、
第1回朝日舞台芸術賞を受賞されています。